出演者たちは必死になって少しでも上手に、たくさん拍手してもらえるようにと頑張っています。
注意を聞きながら真剣な様子 |
色々と生徒達に話しています。
その中で特にむずかしく、逆に客席から見て簡単そうに思われがちなのが舞台上で笑顔を作って踊ること・・
そこで、まず少しでも表情豊かに踊る事が出来るようにと、堺バレエフェスティバル出演者を対象とした表現力アップ特別レッスンを企画。
泉北本校・泉佐野本部校の両校で各一日ずつおこなわれました。
講師は数年前まで東京ディズニーランドで8年間プロフェッショナルダンサーとしてトップで活躍していた筋金入りの表現力の持ち主!堀見悦子さん・・実は当スクールに3歳から18歳まで在籍していた卒業生なんですよ!!
まず悦子先生からディズニーランドでのダンサーとしての心構えや、お客様に対する気持ちなどの話から。
【見ている人が楽しくなるような表情で!遠くからでも印象に残る表情で踊りましょう!】
バレリーナもディズニーダンサーも舞台人ということに変わりはありません。お客様に見ていただき、喜んでいただいくことが何よりも大切だということ。生徒たちは皆真剣に聞き入っていました。
次に実際にディズニーランドのショーでおこなわれた振付けをベースに、具体的な表現の仕方について音楽に合わせて踊りながらのレクチャーに。
初めてのダンスに 少々戸惑いながらも楽しそう |
「意外にも普段おとなしい子の方が張り切って楽しそうに踊ってる!」という新発見も。
少し休憩のあと、悦子先生が実際のショーと同じ振付けのパフォーマンスを披露。
みんな『ディズニーランドに来たみたい、後ろにシンデレラ城が見えた、すごーい』とどんどんテンションがアップ。
悦子先生の踊りを見た後のみんなの踊りもキラキラ輝いていましたよ。
今回の講習を経てなぜ表現が大切なのかを理解するだけでも大きな成果です。また、普段とは違う角度でバレエを見つめることで、あらめてバレエの素晴らしさを感じたことでしょう。
大先生をはじめ、私たち教師が舞台リハーサル中に『怖い顔して踊らない!笑いなさい!』といつも口にする回数が激減することを期待しています(笑)
今思えば、私自身もなかなか笑顔が出来ず、何度も大先生から注意をうけていました。
踊ってる本人は笑って踊りたいのに、踊ることに集中しすぎて笑顔を作る余裕がもてなくなります。
余裕とは・・・自信がつくまで練習する、納得するまで練習する、とにかく練習あるのみ。練習を重ね適度な緊張をもって気持ちよく踊ることが余裕です・・でもこれが難しいですね。
私はワガノワバレエアカデミー(ロシア)留学中にバレエ以外にも他の踊りや演技の授業があったので必死に勉強しました。帰国後も指導しながら必死にレッスンを受けることでようやく少しは『余裕』が持てた気がしますが、先はまだ長いように思います。
長くなりましたが、バレエはそれだけ長く一生をかけて続けてるだけの価値のあるものだと思いますので、焦らず一緒に頑張りましょうね!
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