2011年7月24日日曜日

特別編:「留学生活を終えて」多真美です

私は昨年の9月から、ロシア国立ワガノワバレエアカデミーで実質10ヶ月間、ワガノワメソッドを学んで先日帰国しました。

アカデミーは1年生から9年生まであり、私は7年生のコワリョワ先生のクラスでした。

クラスの人数は大体10人~15人ぐらいで、私のクラスは11人で留学生は私一人でしたので緊張していましたが、クラスメイトが皆仲良くしてくれたので良かったです。

授業は、クラシック、キャラクター、アクト、デュエット、モダン、プラクチカ、ロシア語があり、毎日11時から6時過ぎまでレッスンがありました。

レッスンは、アカデミーの教室の床がすべて斜めに作られているので、始めはバランスをとることや回転をするのも難しく苦戦しましたが、レッスンを重ねていくうちに慣れることが出来ました。

先生とともに
どの授業でもそうでしたが、アクトやモダンなどのレッスンの時は特に最初は言葉が聞き取れず、先生が何を注意してくださっているのかがわからなくて苦労しました。周りの皆を見て真似するので精一杯でした。

日常生活のほうは、シャワーのお湯が出なくなったり、洗濯機が壊れてしまい洗濯出来ない日が続いたりと、日本ではあまり経験することのないような事もたくさんあり、日本は便利な国だなと改めて感じました。

サンクトぺテルブルクの街並みは綺麗な建物がたくさんありました。

冬は雪で街一体が真っ白になり気温はマイナス20度ぐらいと厳しい寒さが続きました。

6月頃からは白夜になり夜の12時頃でも外は明るいような日々でした。

初めての留学、初めての寮生活と初めての事ばかりで不安はありましたが、留学生の仲間やクラスメイトが親切に接してくれたので、たくさんの事を学び楽しい留学生活を送る事が出来ました。


この留学を通じてバレエの難しさ、素晴らしさを改めて痛感するとともにますますバレエが大好きになりました。



素敵なバレリーナ達の日々の努力を間近で目にし、私自身もさらなる努力が必要だと感じました。


このような機会を与えて頂いた先生方、両親に感謝し、この気持ちを忘れないようこれからも日々レッスンに励みたいと思います。