2015年9月24日木曜日

弱点を強くする理由・・・亜委です

おはようございます。


ブログでは久しぶりの登場です!

いつもLINE@では、いろいろな話をさせてもらってますが、実はシステム的に一度で送れる文字数に制限(500文字以下)があるため、書きたいことが思うように書けないことも多いんです。

ですから、今日は文字数制限のないブログなので、ノビノビ書かせてもらいますね!

約20年前の私

ということで、先日、友人のE先生が主宰するバレエスクール発表会を京都まで観に行ってきた話題から・・・

そこは八幡市の古い公立のホール。


なかなか劇場的でいい雰囲気です。

E先生と私は同い年で、知り合ったきっかけはバレエ協会の芸術劇場の舞台でした。


私たちが若い頃には、お仕事でたくさん同じ舞台を踏みました。

その後、同じような時期に結婚、出産を経験。お互いの長女も同い年なんですよ、偶然にも。

そして二人とも、段々と指導がメインになりましたが、私と違って彼女は今でも現役で踊っています。

この日も演目の最後に、彼女が男性ダンサーとコンテンポラリーを踊って終演。

同じ年齢で、今でも踊っている姿をみると、私のダンサー魂がザワザワ騒ぎますが、もともと弱かった腰の負担を考えずに、無理をし過ぎて踊れなくなった私には、うらやましい姿でした。

バレエ芸術劇場でのワンシーン

そもそもバレエには、何歳までという制限がありません。

もちろん、若いときと同じような踊りはできませんが、若い人にはできない表現力で魅了できる人もいます。

ただ、そのためには、細心の注意をはらって
身体を維持していかなくてはなりません。

ダンサーはケガをして、踊れなくなったらどうしようもないですからね。


先ほども話したとおり、私は腰を痛めてしまったので、早々に踊りからは引退せざるを得なく
なりましたが、あのとき痛みを無視せずに、もっと自分の身体を守ってあげれば良かった…と、今でも悔しい思いが残ります。

なので若い子たちにはいつも、痛い時は必ず身体を休めなさい、無理は禁物❗️とうるさく言うのも、私のような思いをして欲しくないからです。

もちろん、バレエの技法自体は理論的なものですから、正しく習っている限り身体を痛めてしまうことは、ほとんどありません。

しかし、あくまでも人間がすることですので、張り切り過ぎたり、上手になりたい一心で無茶をすることもあるわけです。

そうなると、体の弱い部分に負担が集中することに…



少し想像してみてください、長く太い鉄の鎖(くさり)があって、一部だけヒビが入っているとします。

その鎖を力一杯引っ張ると、どこから切れると思いますか?


そう、その通り!

一番弱いヒビが入ったところから切れますよね。


どれだけ鉄の鎖が太くて強くても、一番弱いところがあれば、そこがあっさりと切れてしまう…

要は弱い部分を無視して、どれだけ強いところを強くしてもダメということ。


しかも、それを証明する簡単な数式があるんですよ...

それが、これ…(数字そのものに意味はありません

10 × 2 × 10 = 200 
【真ん中の2があなたの弱点で、両サイドの10はあなたの強みと考えてください】

そこへ1を足します。さぁ、どうなるでしょうか?


(強い部分に+1)11×2×10 =220 

(弱い部分に+1)10×3×10 =300 


驚きですよね…

どちらも、たった1の加算ですが、弱いところに足すことで結果がこれだけ大きく違ってきます。

つまり、本気で全体のパフォーマンスを上げたいのなら、弱点と思われる部分を改善するのが最善だということなんです。

(身体面だけでなく、スキル面や、メンタル面でも同じこと)


私も、若い時にこの理屈を知っていれば、今でも現役で踊れていたかも・・・


ただ、忘れてはいけないのが、弱点の改善を最大限活かすためには、あなたの「得意」なポジションで勝負する(取り組む)ことが前提だということ。

自分では得意だと思っていることでも、実は違っていることもありますからね。

そうなると自分の弱点すら分からなくなってしまいます。

もちろん、弱点ばかりを見つめすぎて自信を無くすなんてことは絶対にダメ。

弱点が分かるから、改善につなげることができるわけで、ぜひ前向きに、そして冷静に分析してみてください。

もし、自分自身の強みや弱点がどこなのかがよく分からなければ、いつでも相談はお気軽に!

それを見極めて適切なアドバイスをしていくのも、私たち教師の大切な役割のひとつなんですから。


ただ・・・

中には、いくらアドバイスをしても、なかなか自分の考えから抜け出せなかったり、自分では先生の言う通りにしているつもりでも、そうなってないことも多いので、この機会に本当の弱点を見つけるためにも、ぜひ「素直さ」も見直してみてくださいね。


PS.
頑張るのはいいとしても、心身ともに無理は絶対にしないでくださいね。

PPS.
なにか悩みがあっても一人で考え込まないで、私や他の先生達にでも気軽に声をかけてください。私の直通電話(050・・)やメール(akidirect・・)でも大丈夫ですからね。